瓦の特徴
粘土瓦の役割
■日本ではセメントや金属の屋根材に瓦という名前がつけられていますが、そもそも粘土瓦とは、粘土(岩石が風化してできた粘性のある土)を瓦の形状に圧縮形成し乾燥、その後1000〜1250℃程で焼成して造られる建築資材です。本来、瓦とは粘土瓦のことを指します。
■瓦は直射日光、風雨や雪などから住宅を守るという大変重要な役割を果たしています。
また他の屋根材に比べ、耐久性に優れている点があります。
他の屋根材の多くは10〜20年寿命を迎えてしまいますが、瓦は倍以上の40〜50年もつとされています。
もっとも、悪くなった個所だけ直すことも大事ですが、長い目で見れば瓦の方が経済的にも優しいのです。
瓦は屋根材に求められる基本性能を全て合わせ持ち、皆様の安全な暮らしを助けます。
【瓦の持つ性能】
◆耐水性
◆断熱性
◆通気性
◆耐火性
◆遮音性
◆耐久性
◆耐寒性
◆耐震性
◆耐風性
【瓦の持つ性能】
◆耐水性
◆断熱性
◆通気性
◆耐火性
◆遮音性
◆耐久性
◆耐寒性
◆耐震性
◆耐風性
◆景観性
粘土瓦の特徴
■日本は世界でも有数の雨の多い地域です。屋根材にとってはなかなかくせものの雨も、瓦なら安心。吸水性・透水性もわずかで、雨の多い地方でも安心して使えます。
■夏の暑い日差しによる熱を室内に入れないのと同時に冬に室内の熱が逃げるのを防ぐことも重要です。屋根の断熱性が不十分ですと夏は室内が蒸し風呂のようになり、冬はいくら暖房しても室内が暖まりません。
■燃えないことも屋根の役目のひとつです。特に飛び火から建物の延焼を防ぐには燃えない屋根材が必要となります。建築基準法改正により瓦も不燃材料に定められ、防火地域はもちろん、準防火地域や第22条指定区域内の屋根にも安心して施工できます。
■重い材料ほど遮音性が高く、瓦屋根材は比較的重量があるうえに安定しているため遮音性に優れた屋根材で雨音も気になりません。
■屋根材の中でも瓦は特に耐久性に優れ、建築の歴史が如実に物語っています。現に1000年以上も風雪に耐え、まだこれから先も長生きすると思われる古い瓦屋根の建築物も残っています。
■北国の冬は、瓦にとって試練の季節です。内部に水が浸み込めば寒冷地では凍害の原因になりますが、瓦の吸水率は低いため寒冷地でも安心して施工されています。
■最近よく耳にする「シックハウス症候群」。その原因は建材に含まれるホルムアルデヒドですが、瓦の原料は天然土なので健康に安心です。また、元来自然土が原料などで公害がありません。
■瓦と屋根面に空気層があるため、冷暖房の効率を高めます。数ある屋根材の中でダントツの断熱性を誇ります。
■大半は日本工業規格(JIS)に基づき製品化されているため、災害などにより被害があった場合でも、材料調達が容易です。
■地域の気候風土によって多少の違いはありますが、粘土瓦はメンテナンスをすれば半永久的に大丈夫です。色あせのような劣化は若干見られますが、機能(性能)的に何の問題もありません。
カラーベストの特徴
カラーベストは話題のアスベストを含んでいましたが、現在は一切使用されていません。
カラーベストの長所としては、他のスレート材に比べて美しい装飾性です。
また重量が軽いことと、他の瓦に比べて低価格です。
瓦との違いは、カラーベストは定期的にメンテナンスが必要だということです。
地域などによって、耐久性も異なってきますのでお住まいの地域にあった屋根材をご提案させていただきます。